食べログで中野周辺の中華料理屋について調べていて、たまたま見つけたこの沼袋にある「宝来軒」というお店。
「中野のレビュワーは何をやってんだか」
「中野の有形文化財」
「入りにくさエリアNo.1」
などなど、やたら目を引くレビューが投稿されていた。
写真を見る限り普通の中華料理屋だが、いったい何がそんなにすごいのか。気になったので、足を運んでみた。
まず外から見ると、本当に営業しているのかどうかわからない。たしかに入りにくい。
勇気を出して扉を開ける。
「…いらっしゃい」
元気のないおじいさんが迎えてくれる。もう一人元気のないおばあさんもいる。歳は二人とも70代くらいだろうか。
客はおらず、店内はテレビもラジオもついておらず、老夫婦店員の二人も全く喋らないため、静寂に包まれていた。
客なし、音なし、元気なし、狭い、暗い…正直かなり居心地が悪いw
これまでたくさんの古い個人定食屋などを見てきたが、ここまで無音で雰囲気の暗いお店は初めてだw
しかし入店してしまった以上、注文をするしかない。無難そうなラーメンセット(700円)を注文する。
「…はい」
元気がない。二人の会話もないし、淡々かつゆっくりと準備をしている。大丈夫だろうか。
しばし待つ。料理の音も餃子の焼く音が聞こえてくるくらいで、本当に静かだ…。
しばらくしてラーメンと餃子、ライスと漬物がやってくる。雰囲気的にとても写真は撮れなかった。気になる方は食べログでチェックしてほしい。
ラーメンは薄めの昔ながらの中華そばって感じだ。特別美味しくはない。餃子はサイズが大きく、中身もぎっしり詰まっていて、結構美味かった。
しかし本当に静かすぎて食べづらい。店内も狭いし暗いし、おじいさんとおばあさんも終始無言だし、本当に居づらい。
さっさと食べ終え、700円を手渡しして店を出る。おじいさんの方が何度も「ありがとー」と言ってくるので、こちらも何度も「ごちそうさまでした」と返す。
餃子は美味しかったしコスパも悪くないが、まあリピートはないかな…。
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